飛行許可・承認書交付までの期間
Issuance
必要書類、情報を弊事務所へご提出後、基本的な申請であれば約3~4 週間ほどとお考えください。申請先の混み具合やご依頼内容により変動があります。また、飛行許可・承認申請とは別に、管理者等に対し必要な手続きを済ませる必要がある場合はその時間がかかります。
国交省のホームページの「申請の際の注意事項」として、審査には一定の期間を要するため、飛行開始予定日の少なくとも10 開庁日以上前(土日・祝日を除く)には申請書類を提出してください。飛行開始予定日から3~4 週間程度、十分な余裕をもって申請を頂きますようお願いします。と掲載されています。
申請内容によっては国交省から追加確認を指摘されることがあります。この10 開庁日という期間には申請内容に対する修正のやり取りに要する期間は含まれていません。そしてこの追加確認も一度で解決する場合だけでなく、再度追加確認をされる可能性もあります。
特にイベント上空での飛行など特殊な申請や複合的な申請、珍しい機体の場合等は個別具体的に審査をされます。小型無人機等の飛行禁止法や都道府県・市区町村等の地方公共団体が定める条例等により飛行が禁止されている場所や地域もあります。
機体登録がされているドローンでしか飛行許可申請はできないので、未登録の機体が飛行できるまでには「機体登録にかかる期間と飛行許可・承認の期間」の両方を見ておかなければなりません。
余裕を持ってお申し込みをいただきますようお願いいたします。
お申込みにあたっての確認事項
Checklist
ドローンの飛行許可申請をするには、いくつかの条件が定められています。まずは機体登録と飛行実績は必須の条件になります。
航空法の改正により2022 年6 月20 日以降、無人航空機の機体登録が義務化され、登録されていない無人航空機を飛行させることはできません。未登録の機体は飛行許可が不要な場所であっても飛ばすことはできません。機体登録をして「登録記号」を取得し、それを機体に表示して初めて飛ばすことができます。
飛行実績とは、これまで飛行(ドローンの操縦)をした合計時間数のことで、ドローンを操縦する方はこの時間数が10 時間以上であることが申請の条件となっています。
この10 時間という基準は2022 年6 月に改正された改正航空法で明確に決められており、 詳細は、国土交通省ホームページの「無人航空機の飛行に関する許可・承認の審査要領」に明記されています。
4-2
【無人航空機の飛行経歴並びに無人航空機を飛行させるために必要な知識及び能力】
無人航空機を飛行させる者の飛行経歴、知識及び能力について、次に掲げる基準に適合すること。
(1)飛行を予定している無人航空機の種類(飛行機、回転翼航空機、滑空機、飛行船のいずれか)別に、10 時間以上の飛行経歴を有すること。
初心者などが直面する高いハードルですが、10 時間に満たない飛行経験では申請できません。この基準をクリアしていなければ申請することはできず、許可を得て飛ばすことはできません。